“やまどり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山鳥65.0%
山雉15.0%
山鶏10.0%
山禽5.0%
山雞5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あしひきの山鳥やまどりしだなが長夜ながよ一人ひとりかも宿む 〔巻十一・二八〇二〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
木の葉を被り、草に突伏つッぷしても、すくまりましても、きじ山鳥やまどりより、心のひけめで、見つけられそうに思われて、気が気ではありません。
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
然し其時は渡船の時間が切れてしまつたから非常の時に打つべき筈の鐘を鳴らして山雉やまどりの渡しの船を呼んだのだといつた。
旅の日記 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
金華山から山雉やまどりの渡しを鮎川の港までもどつた。
旅の日記 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かざりの鳥には、雉子、山鶏やまどり、秋草、もみじを切出したのを、三重みえ七重ななえに——たなびかせた、その真中まんなか
貝の穴に河童の居る事 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして猟をすると、きじはと山鶏やまどりうさぎ穴熊あなぐまなど、面白いほどとれましたし、ときには、大きな鹿しかゐのししなどもとれました。
悪魔の宝 (新字旧仮名) / 豊島与志雄(著)
垂尾地たりをち山禽やまどり
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
私は山独活にそつと鼻をおしつけてみた。いくらか萎びかかつたその肌に、山の渓あひに山雞やまどりの雌のやうに腹這ひふさつてゐる雲の匂を嗅ぐことができたやうに思つた。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)