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やういく
營み
七日々々の
追善供養も心の及ぶだけは
勤めしが何分男の手一ツで
幼き者の
養育に
當惑し
晝は漸く
近所隣に
貰ひ
乳などし
夜は
摺粉を
實の
親の如く
敬ひ給ひしが其後は將監々々と
御呼なさるゝ
故加納將監も是よりして徳太郎君を
主人の如くに
敬まひ
侍づき
養育なし奉つりける
相守り悴道之助
養育に及び
罷り在候段
神妙の至りに候之に依て夫道十郎儀
罪科悉皆く
差許され候
追善供養勝手次第
爲可且又御
褒美として銀二枚取せ遣はす