“ヒタ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ひた
語句割合
日足20.0%
火燒20.0%
治養10.0%
10.0%
火焼10.0%
10.0%
10.0%
養育10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
詔命ミコトモタしむるは、「いかにして、日足ヒタしまつらむ。」答へ白さく、「御母ミオモを取り、 ...
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
それから外𢌞ソトマハりは、家の廣い外郭になつて居て、大炊屋オホヒヤもあれば、湯殿火燒ヒタき屋なども、下人の住ひに近く、立つてゐる。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
然れども後は、其カキマみ給いし情を恨みつつも恋しきに堪え給わずて、其御子を治養ヒタし奉る縁に因りて、其弟玉依毘売に附けて、歌をなも奉り給いける。その歌曰云々
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
尊、御輿を停めて、水を翫び、手を洗ひ給うた故に、御衣の袖が泉に垂れて沾れた、即ち、袖をヒタす義に依つて、此国の名としたと言ふのである。
古代中世言語論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
それから外廻ソトマハりは、家の広い外郭になつて居て、大炊屋オホヒヤもあれば、湯殿火焼ヒタき屋なども、下人の住ひに近く、立つてゐる。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
人間のヒタ面で行ふものとしては、牛系統のものと、簓・編木ビンザヽラ系統のものと、二つに分つ事が出来ます。
信州新野の雪祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
亦た、其雉還らず。故、今に諺に「雉のヒタ使い」と云う本是なりと。『旧事紀』は曰く、世人の謂う所の「返し矢畏る可し」とは、是その縁なりと。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
幼神をとりあげ・養育ヒタす事を説くに、やはり選ばれた「島の清水」——淡路の瑞井——と、特殊な呪法とのあつたことが窺はれる。
唱導文芸序説 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)