“めいじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
明治83.3%
名字16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして明治めいじ時代じだいになつて、いろ/\日本につぽん學者がくしや研究けんきゆうをはじめ、また大阪おほさか造幣局ぞうへいきよくてをつた英國人えいこくじんのゴーランドといふひとなどが、やりしたのでありました。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
「もう失敗してもいない。おれは昔の怜悧者りこうものではない。おれは明治めいじの人間だ。明治の天子様は、たとえ若崎が今度失敗しても、畢竟ひっきょうみとめて下さることを疑わない」
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
わたくしは此に少しく蘭軒の名字めいじに就いて插記することとする。それは引く所の詩集にかん僻字へきじが題してあるために、わたくしは既に剞劂氏きけつしを煩し、又読者を驚したからである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
伏して念う、某、殺青さつせいを骨となし、染素せんそたいと成し墳壟ふんろうに埋蔵せらる、たれようを作って用うる。面目機発、人に比するにたいを具えてなり。既に名字めいじの称ありて、精霊しょうりょうの異にとぼしかるべけんや。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)