“みやうじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
名字100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初めしにうんの一たびむかひし所にや元來もとより藪醫者やぶいしやと云ふ程も醫術は知ぬ作藏が名字みやうじを村井ととなへ自ら名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かうの家は石津村いしづむらで一番の旧家でそして昔は大地主であつために、明治の維新後に百姓が名字みやうじこしらへる時にも、沢山の田とふ意味で太田おほたけたと云はれて居ました。
月夜 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
チツスよ。汝が雄大なる名字みやうじも、今は破れたる寺、壞れたる門の稱に過ぎず。羅馬の鷲、ユピテルのたけき鳥は死して巣の中にあり。あはれ羅馬よ。汝が不死不滅はいづれの處にか在る。