“まくはうり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
甜瓜53.8%
眞桑瓜30.8%
真桑瓜15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一方甜瓜まくはうりうまさうに熟して居る畠の間の細い路を爪先上りにだら/\とのぼつて行くと、丘と丘との重り合つた処の、やゝ低くくぼんだ一帯の地に
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
やがてさら/\とわた山風やまかぜや、つきかげうりをどる。踊子をどりこ何々なに/\ぞ。南瓜たうなす冬瓜とうがん青瓢あをふくべ白瓜しろうり淺瓜あさうり眞桑瓜まくはうり
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
メロンは唐茄子なすのやうな形も中味の色もつた真桑瓜まくはうりに似た味の瓜で氷でひやしてあるのを皮を離して砂糖を附けて食べるのである。五しきの藁のつとなかば包まれた伊太利亜イタリアの赤い酒も来た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)