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眞桑瓜
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まくはうり
ふりがな文庫
“
眞桑瓜
(
まくはうり
)” の例文
新字:
真桑瓜
「佛壇の前に
饅頭
(
まんぢゆう
)
だの
眞桑瓜
(
まくはうり
)
だの、やたらに積んで、線香の燃えさしがザクザクあつたところを見ると、まんざら忘れたわけぢやないでせう」
銭形平次捕物控:136 鐘五郎の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
やがてさら/\と
渡
(
わた
)
る
山風
(
やまかぜ
)
や、
月
(
つき
)
の
影
(
かげ
)
に
瓜
(
うり
)
が
踊
(
をど
)
る。
踊子
(
をどりこ
)
は
何々
(
なに/\
)
ぞ。
南瓜
(
たうなす
)
、
冬瓜
(
とうがん
)
、
青瓢
(
あをふくべ
)
、
白瓜
(
しろうり
)
、
淺瓜
(
あさうり
)
、
眞桑瓜
(
まくはうり
)
。
月令十二態
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
余等も渡つて、少し歩いて見る。多いものはブヨばかり。倒れ木に腰かけて、路をさし覆ふ七つ葉の蔭で、
眞桑瓜
(
まくはうり
)
を剥いた。甘味の少ないは、爭はれぬ北である。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
西瓜
(
すいくわ
)
を食ふな
眞桑瓜
(
まくはうり
)
を食ふな、あるひは
章魚
(
たこ
)
が惡い
生水
(
なまみづ
)
が危險だとかいふやうな訓示が懸廳から村役場や警察の手を經て村々へ傳へられるのを、漁夫どもは
謂
(
いは
)
れのない
囈言
(
たはごと
)
として聞き流してゐた。
避病院
(旧字旧仮名)
/
正宗白鳥
(著)
眞
部首:⽬
10画
桑
常用漢字
中学
部首:⽊
10画
瓜
漢検準1級
部首:⽠
6画
“眞桑”で始まる語句
眞桑