“まかりいづ”の漢字の書き方と例文
語句割合
罷出100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大岡殿より差紙さしがみを以て勘兵衞たな權三助十の兩人尋ねの儀有之これあるつき召連めしつれ罷出まかりいづべきむねたつされければ家主勘兵衞は兩人をよび貴樣達は何ぞわるい客人をのせて物でも取たかたゞし客人の錢金ぜにかね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
南町奉行所へ召出されし時越前守ゑちぜんのかみ殿出席有て訴訟人そしようにん越後高田領百姓憑司お早とは其方なるかならび差添さしそへの者喜兵衞甚右衞門何れも罷出まかりいでしやとおほせに一同罷出まかりいづる趣きねがひあぐれば右願書ねがひしよ讀上よみあぐ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
なりにけれ扨も享保きやうほ五年三月五日油屋五兵衞并びに同人家内は奉公人ほうこうにんに到るまで一人ものこらず呼出しと相成しかば家主五人組一同差添さしぞへ奉行所へ罷出まかりいづるに程なく白洲しらす呼込よびこみになり願人相手方とも居並ゐならびし時に大岡殿出座しゆつざ有て吟味ぎんみにこそは及ばれたり此大岡殿は吟味ぎんみせつ何時いつも目を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)