“ぼうすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紡綞25.0%
紡錘25.0%
耄衰25.0%
防水25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勤勉な紡綞ぼうすいの唸りのようだ。それにつれ、佐々の青鉛筆はほとんど自働機的敏活さでさっさっ、さっさと、細かく几帳面きちょうめんに運動する。そこに自ら独特のリズムが生じた。
伸子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
そこで、小さな短い寝巻のまま、ぬき足さし足こっそりと紡車のところへしのびよって、つむぎはじめました。糸は紡錘ぼうすいから飛び、車はすばらしい早さでまわりました。
性格及び境遇等に影響されて常住不断に飽くあたわず……又は飽く方法を知らず……又は飽く事を知らざる(これと正反対なる性慾耄衰ぼうすいの場合にもほぼ同一の結果に達すれどもここには省略す)
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
あらゆる防水ぼうすい方便てだてつくされたが、微塵みぢん打碎うちくだかれたる屹水下きつすいかからは海潮かいてうたきごとほとばしりつて、その近傍きんぼうにはこと出來できない。十だい喞筒ポンプは、全力ぜんりよくみづ吐出はきだしてるがなん效能こうのうもない。