“いとくり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
糸繰80.0%
紡錘20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なし夜は終夜よもすがら糸繰いとくりなどして藥のしろより口に適ふ物等を調とゝのへ二年餘りの其間を只一日の如く看病かんびやうに手を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「いんね、十七でいまの家へ一度縁づいたけれど、しゅうとさんが余り非道で、厳しゅうて、身体からだ生疵なまきずが絶えんほどでね、とても辛抱がならいで、また糸繰いとくりの方へげていた時でしたわ。」
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
年をとつたお婆あさんは、紡錘いとくりをまはしながら無雑作に、こんな話をしました。