“ほつそ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
細90.0%
繊10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
デント大佐夫人はそれほど華美(はで)ではなかつたが、ずつと貴婦人らしいと私は思つた。彼女は細(ほつそ)りした身體つきと、蒼白い、温和な顏と、美しい髮とを持つてゐた。
麦酒(ビエエル)を飲んで居ると約束の午後四時に其(その)お嬢さんが遣つて来た。併(しか)し今日(けふ)は俄(にはか)に差支(さしつかへ)が起つて行(ゆ)かれない、只其(その)断りに来たのだと言ふ。目附の憂鬱(メランコリツク)な、首筋の細(ほつそ)りとした、小柄な女である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
唯(たゞ)老人の楽長が伴(つ)れて居る一人娘の大琴(おほこと)を弾く姿の繊(ほつそ)りとして水を眺めたニムフの様(やう)なのを美しいと思つた。肩章も肋骨も赤い青年士官が土曜日の晩丈(だけ)に沢山(たくさん)来て静かに骨牌(かるた)を闘(たゝかは)して居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)