“びりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼻梁68.2%
毘陵9.1%
微量9.1%
微涼4.5%
毗陵4.5%
鼻稜4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼れ白痘(はくとう)満顔、広額尖頤(せんい)、双眉(そうび)上に釣り、両頬下に殺(そ)ぐ、鼻梁(びりょう)隆起、口角(こうかく)緊束(きんそく)、細目深瞳(しんとう)、ただ眼晴烱々(けいけい)、火把(たいまつ)の如きを見るのみ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
支那の万暦(まんれき)年中、毘陵(びりょう)に猿曳(さるひき)の乞児(こじき)があって、日々一疋(ぴき)の猴(さる)を伴(つ)れて、街坊(まち)に往き、それに技をさして銭を貰っていたが、数年の後にその金が集まって五六両になった。
義猴記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
モリプデンの微量(びりょう)を鋼(はがね)にまぜると、普通の鋼よりもずっと硬いものが出来るんだ
時計屋敷の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「そうおいでになったと、よろしい。薫風南(みんなみ)より来って、殿閣微涼(びりょう)を生ず。こう、ついでおけば大丈夫なものだ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たとい唐の毗陵(びりょう)の堪然(たんねん)の輔行弘決(ぶぎょうぐけつ)を未だ寂心が手にし得無かったにせよ、寂心も既に半生を文字の中に暮して、経論の香気も身に浸々(しみじみ)と味わっているのであるから、止観の文の読取れぬわけは無い。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
鼻稜(びりょう)はやや顔面全体に対して負けていた。けれどもかかる小娘が今更に、女だてら、あの胸悪い権力や精力をこの人間の中心の目標物に於て象徴せずとも世は過ごして行けそうに思われる。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)