“はなすじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼻梁50.0%
鼻筋25.0%
鼻準12.5%
鼻稜12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊更、その風貌ふうぼうは、眉が美しく、鼻梁はなすじが通り、口元が優しくひきしまっているので、どちらかというと、業態ぎょうていにはふさわしからぬ位、みやびてさえ見える。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
まゆ長く、ひとみ黒く、色雪の如きに、黒髪のびん乱れ、前髪の根もわかるゝばかり鼻筋はなすじの通つたのが、寝ながら桂木の顔を仰ぐ、白歯しらはも見えた涙の顔に、はれぬえみを含んで、ハツとする胸に
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
長左衛門夫婦に救われて養育を受けし本末もとすえくわしく話して居りますところへ、小坊主が案内して通しました男は、年の頃五十一二で、色の白い鼻準はなすじの高い、眼の力んだ丸顔で、中肉中背
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
鼻稜はなすじしらませて資子がたずねたが、道益は至極上機嫌で
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)