“鼻準”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ハナスヂ50.0%
はなすじ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曲つた鼻準ハナスヂ、稍短くて真直な鼻の下、深く喰ひ占めた口、ある点まで貴族らしくて、亦大いに平民的な——もつと適切に言へば
戞々たり 車上の優人 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其から下脣を越して顎・咽喉へ続くくねり——、目を閉ぢて思ふと、額から眉間ミケン鼻準ハナスヂを通り、口・咽喉と連つてゐる曲線が、ぴんと張つて居て、滑らかに流れると言ふのとは、変つてゐた。
戞々たり 車上の優人 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
長左衛門夫婦に救われて養育を受けし本末もとすえくわしく話して居りますところへ、小坊主が案内して通しました男は、年の頃五十一二で、色の白い鼻準はなすじの高い、眼の力んだ丸顔で、中肉中背
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)