“白歯”のいろいろな読み方と例文
旧字:白齒
読み方割合
しらは92.3%
しろは7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お此というのは、山城屋のひとり娘で、町内でも評判の容貌きりょう好しであるが、どういうわけか縁遠くて、二十六七になるまで白歯しらは生娘きむすめであった。
半七捕物帳:13 弁天娘 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
には、きよらかな白歯しらはたまふ、真珠しんじゆふ、かひふ。……いま、ちらりと微笑ほゝえむやうな、口元くちもとるゝは、しろはな花片はなびらであつた。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
と言い言い抜き取った草の葉をキリキリと白歯しろはんだ。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)