“びやくい”の漢字の書き方と例文
語句割合
白衣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うは鬚のはねた若いのが、洋服の上に白衣びやくいをつけて、忙しさうにしてゐたのを見た。それがお鳥の好きな醫學士だらうと思はれた。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
詰寄つめよる。若旦那わかだんなを、美少年びせうねんはうからむかへるやうに、じつとにぎる、とさきからゆきつて、ふたゝ白衣びやくい美女びぢよかはつた。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
回回フイフイ教の寺院で白衣びやくいの尼の列を珍しがり、共同墓地にはひつて大理石の墓の多いのに驚き、其処そこでバクレツと云ふくちなしの様な花のにほひの高いのを嗅ぎ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)