“はくえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白衣80.0%
箔絵20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手紙を見てすぐに萩原を居間へ通せば、和尚は木綿の座蒲団に白衣はくえを着て、其の上に茶色のころもを着て、当年五十一歳の名僧、寂寞じゃくまくとしてちゃんと坐り、中々に道徳いや高く、念仏三昧という有様ありさま
しづしづと白衣はくえの人らうちつれて
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
朱塗りの漆戸うるしど箔絵はくえを描いた欄間らんまなぞの目につくその石榴口ざくろぐちをくぐり、狭い足がかりの板を踏んで、暗くはあるが、しかし暖かい湯気のこもった浴槽よくそうの中に身を浸した時は
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)