“ばんだいさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
磐梯山100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
老爺さんの根気に負けて、父が福島県下へ連れてゆかれたのは、磐梯山ばんだいさんだか吾妻山あずまさんだかが破裂したすぐあとだった。父はヘトヘトになって帰って来て座らないうちにいった。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
東北地方では会津の磐梯山ばんだいさんの入山などにも、山女らしい話がおりおり伝えられる。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
思見おもひみる、磐梯山ばんだいさんけむりは、くもめて、やみ蓬々おどろ/\しけれど、だいなる猪苗代ゐなはしろみづうみうつつて、とほ若松わかまつみやこうかゞはれて、そこに、東山温泉ひがしやまおんせんなまめいた窓々まど/\ともしべにながすのが遥々はろ/″\のぞかれる。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)