“ばんそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
伴奏64.3%
伴僧7.1%
晩霜7.1%
番僧7.1%
磐層7.1%
蛮装7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところは太平洋の真唯中まっただなか、海のどよめきを伴奏ばんそうにして、映画幕は潮風にあおられ、ふくれたり、ちぢんだりしています。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
その日、東妙和尚が伴僧ばんそうを連れて来て、地蔵様の前で地蔵経を読んでくれました。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
信吉しんきちは、学校がっこうからかえると、野菜やさいみずをやったり、むし駆除くじょしたりして、農村のうそん繁忙期はんぼうきには、よくうち手助てだすけをしたのですが、今年ことしは、晩霜ばんそうのために、山間さんかん地方ちほう
銀河の下の町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
御聞いれなき時は是非におよばねども兎に角和尚樣をしやうさまに御目に掛り一とほり願ひ上げかなはぬ時はかへる分の事私より決して手出は致さぬと云つゝ其所に居しこるにぞ弟子でし番僧ばんそう立騷たちさわぐを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あとで土壌の方でも説明します。腐植質磐層ばんそうといふものも似たやうなわけでできるのですから。
イギリス海岸 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
驚くべし、楊鋒の五人の息子といっていたのもみな蜀軍の武士たちで、蛮装ばんそうを解くや否、それぞれ甲鎧をあらためて、孔明を迎える列の端に加わっている。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)