“ばんすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
播水60.0%
番水20.0%
盤水20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日名子ひなこ氏が案内にたって大分市の元町にある磨崖まがいの石仏を見に行くことになった。折節おりふし同宿している五十嵐播水ばんすい君も共に。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
一千九百二十六年六月十四日 今日はやっと正午しょうごから七時まで番水ばんすいがあたったので樋番といばんをした。何せ去年きょねんからのおおきなひびもあるとみえて水はなかなかたまらなかった。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
やが本艦ほんかん間際まぎはになつたが、うみ盤水ばんすいうごかすがごとく、二千七百とん巨艦きよかんゆらり/\とたかく、ひくく、端艇たんていあきのごとく波浪なみをどつて、とて左舷々梯さげんげんてい寄着よりつこと出來できない。