“はれぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
晴衣51.2%
晴着39.5%
曠着7.0%
晴著2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すれば、當國このくに風習通ならはしどほりに、かほわざかくさいで、いっち晴衣はれぎせ、柩車ひつぎぐるませて、カピューレット代々だい/\ふる廟舍たまやおくられさッしゃらう。
三が日の晴着はれぎすそ踏み開きてせ来たりし小間使いが、「御用?」と手をつかえて、「なんをうろうろしとっか、はよ玄関に行きなさい」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
さて、お鶴がその日の扮装いでたちには、頬に浪打つ黒髪を、うなじに結んで肩にかけ、手織じま筒袖つつそで曠着はれぎも持たねば、不断のなり、襦袢じゅばんの襟と帯だけは、桔梗ききょうの花、女郎花おみなえし、黄菊白菊の派手模様。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
兄のかたみをよみの晴著はれぎ
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)