“なんぼく”の漢字の書き方と例文
語句割合
南北100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いろいろの乞食こじきが、東西とうざい南北なんぼく、そのくにみやこをいつも往来おうらいしていますので、そのくにひとも、これにはづきませんでした。
赤い姫と黒い皇子 (新字新仮名) / 小川未明(著)
此學校このがつこう敷地しきちは、數年前すうねんぜん水田すいでん埋立うめたてゝつくられたものであつて、南北なんぼくなが水田すいでん一區域いちくいきなかに、半島はんとうかたちをなして西にしからひがし突出とつしゆつしてゐた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
芝居の話もくわしく、知ったか振りをしたぼくが南北なんぼく五瓶ごへい、正三、治助じすけなどというむかしの作者達の比較ひかく論をするのに、上手な合槌あいづちを打ってくれ、ぼくは今夜はまさに自分の独擅場どくせんじょうだなと得意な気がして
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)