“どなたさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
何方様50.0%
誰方様20.0%
誰方樣10.0%
何方樣5.0%
何某様5.0%
何誰様5.0%
誰様5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「やい! 何方様どなたさまもよくおいで遊ばされやがったね、へへへへへへ、何御用でございますか、仰せ聞けられまし、へへへへへ。」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
へい/\貴方あなた誰方様どなたさまで……。主「わしアお徒士町かちまちつた、河内屋金兵衛かはちやきんべゑでげすよ。 ...
とれ馬の牽綱ひきつなつめよとせいし來れるは將軍家御朱印ごしゆいんいれの長持なり藤八は未だ御巡見使ごじゆんけんしの來らるゝとは思はぬ故傍邊かたへ馬士まごむか何方樣どなたさまの御通行ぢやと問に馬士は打笑ひ是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
皆な此の財産しんだいの御蔭だあネ、かほつやよりも今は黄金おかねの光ですよ、はゞかりながら此の財産は何某様どなたさまの御力だと思ふんだ、——其の恩も思はんで、身分の程も知らなんで、少しばかりの容姿を鼻に掛けて
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
「奥さんのお里が? はゝあ、三丁目は何誰様どなたさまでございます」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
番「誰様どなたさまかは存じませんが、飲んで仕舞ってから払いをしなければ食逃げだ」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)