“とうちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
唐朝33.3%
盗聴33.3%
当町16.7%
登庁16.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所がその我国ぶりも、時と場合では当てにならぬ。たとえば当世の上臈じょうろうの顔は、唐朝とうちょう御仏みほとけ活写いきうつしじゃ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
いったい、飛鳥あすか、奈良などの時世を経、ここに遷都した初めに、その規模や企画も、唐朝とうちょう大陸の風をまねるに急で、およそ、現実の国力とは不相応な、ただ広大な理想にばかり偏しすぎたきらいがある。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
実に、以下集録するところの会話は、そういう盗聴とうちょう道具を利用して録音し得た結果なのである。
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それから、小一時間も、哨戒艦隊は、なおも、そのあたりをうろうろしていたようである。だが、私は、彼等の会話を、盗聴とうちょうして、これなれば、こっちは安全であるとの自信を高め得た。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)
これらの面々が、いかなる芝居しばい、いかなるダンス、いかなる曲芸、いかなる魔術、いかなる猛獣を演出えんしゅついたしますか、今晩こんばん六時より当町とうちょう御役場裏おんやくばうらの大テントで相もよおすこととなりました。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
佳子よしこは、毎朝、夫の登庁とうちょうを見送ってしまうと、それはいつも十時を過ぎるのだが、やっと自分のからだになって、洋館の方の、夫と共用の書斎へ、とじこもるのが例になっていた。
人間椅子 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)