“沙門島”の読み方と例文
読み方割合
しゃもんとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
万が一にも、十日を過ぎるときは、お気のどくだが、お奉行自体に、沙門島しゃもんとう(流刑の孤島)までお出かけ願う仕儀と相成るかもしれん。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さきは終身刑のみが送られる滄州沙門島しゃもんとうの大流刑地。護送役の董超とうちょう薛覇せっぱという二名は、これまた、かつて林冲りんちゅうを都から差立てたことのある端公たんこうだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いささかな落度を大きく罪せられ、顔に金印(いれずみ)を打たれて沙門島しゃもんとうへ流された。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)