“ちやうどい”の漢字の書き方と例文
語句割合
丁度好100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とうさんは榎木えのきばかりでなく、橿鳥かしどりうつくしいはねひろひ、おまけにそのおほきな榎木えのきしたで、『丁度好ちやうどいとき。』までおぼえてかへつてました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
あるあさぢいやがとうさんに『さあはやひろひにおいでなさい、丁度好ちやうどいときました。』とをしへました。そのあさかぜいて、榎木えのきえだれるやうなでした。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
一度いちどはあんまり早過はやすぎたし、一度いちどはあんまり遲過おそすぎました。丁度好ちやうどいときらなければ、榎木えのきひろはれません。わたしがその丁度好ちやうどいときをしへてあげます。』とまをしました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)