“たゞひとり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
唯一人44.4%
只一人33.3%
唯一11.1%
單獨11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アンドレイ、エヒミチはやつと一人ひとりになつて、長椅子ながいすうへにのろ/\と落着おちついてよこになる。室内しつない自分じぶん唯一人たゞひとり、と意識いしきするのは如何いか愉快ゆくわいつたらう。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
形見かたみむすめ只一人たゞひとりおやぬを
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
わが答は是なり、我は一神ひとりのかみ唯一たゞひとりにて永遠とこしへにいまし、愛と願ひとをもてすべての天を動かしつゝ自ら動かざる神を信ず 一三〇—一三二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かくてその一われらにいよ/\近づき來り、單獨たゞひとりにていふ。われらみな汝の好む所に從ひ汝を悦ばしめんとす 三一—三三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)