“たまひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:タマヒ
語句割合
玉日75.0%
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
建仁けんにん三年の十月。綽空しゃっくうにとっては一つの到達であり、玉日たまひにとっては忘れ得ない生涯の日が来た。二人は、婚儀の座に並んだ。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
通俗的な親鸞上人伝によれば、修行僧時代の若い親鸞の恋人玉日たまひまえは、この月輪つきのわ兼実のむすめということになっている。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
れに邪心じやしんなきものとおぼせばこそ、幼稚えうちきみたくたまひて、こゝろやすく瞑目めいもくたまひけれ、亡主ばうしゆなん面目めんぼくあらん、位牌ゐはい手前てまへもさることなり、いでや一對いつつゐ聟君撰むこぎみえらまゐらせて
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)