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ただのゐんごよう
ふりがな文庫
“ただのゐんごよう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
多田院御用
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多田院御用
(逆引き)
翌日
(
よくじつ
)
は
別當
(
べつたう
)
の
好意
(
かうい
)
で、
玄竹
(
げんちく
)
は
藥箱
(
くすりばこ
)
を
葵
(
あふひ
)
の
紋
(
もん
)
の
附
(
つ
)
いた
兩掛
(
りやうが
)
けに
納
(
をさ
)
め、『
多田院御用
(
ただのゐんごよう
)
』の
札
(
ふだ
)
を、
兩掛
(
りやうがけ
)
けの
前
(
まへ
)
の
方
(
はう
)
の
蓋
(
ふた
)
に
立
(
た
)
てて
貰
(
もら
)
つた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
玄竹
(
げんちく
)
は
意氣揚々
(
いきやう/\
)
と、
舟
(
ふね
)
の
眞
(
ま
)
ん
中
(
なか
)
へ『
多田院御用
(
ただのゐんごよう
)
』の
兩掛
(
りようが
)
けを
据
(
す
)
ゑて、
下男
(
げなん
)
と
二人
(
ふたり
)
それを
守護
(
しゆご
)
する
位置
(
ゐち
)
に
跪
(
ひざまづ
)
いた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
墨
(
すみ
)
黒々
(
くろ/″\
)
と
書
(
か
)
かれた『
多田院御用
(
ただのゐんごよう
)
』の
木札
(
きふだ
)
を
立
(
た
)
てて
來
(
こ
)
られると、
船頭
(
せんどう
)
はまた
舟
(
ふね
)
を
返
(
かへ
)
さないわけに
行
(
ゆ
)
かなかつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
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