“たそがれがた”の漢字の書き方と例文
語句割合
黄昏方100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄昏方たそがれがたそらは、みずあめのようないろをしていて、ひどいかぜが、ヒューヒューとおとをたてていていました。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まだ、さむい、早春そうしゅん黄昏方たそがれがたでありました。往来おうらいうえでは、子供こどもらが、おにごっこをしてあそんでいました。
飴チョコの天使 (新字新仮名) / 小川未明(著)
また、なみしずかなみなとくちには、いくつもふねたりはいったりしていました。とおくへいく汽船きせんは、おっとりとうるんだ、黄昏方たそがれがたそらに、くろ一筋ひとすじけむりげていました。
気まぐれの人形師 (新字新仮名) / 小川未明(著)