“たきたて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
炊立60.0%
焚立40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘「はい/\有難ありがてえ/\、それを聞けばすぐに死んでもい、ヤア、有難えねえ、サア死にましょうか、唯死度しにたくもねえが、松魚かつおの刺身であったけえ炊立たきたてまんまべてえ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
婆「うめえものは有りませんが、在郷ざいごのことですから焚立たきたての御飯ぐらいは出来ます、畑物の茄子なすぐらい煮て上げましょうよ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
地獄ぢごくほとけあふたる心地なし世にもなさけあるおことばかなと悦び臺所だいどころへ到りて空腹くうふくの事ゆゑ急ぎ食事しよくじせんものと見ればいづれも五升も入べき飯櫃めしびつ五ツならべたりめし焚立たきたてなりければ吉兵衞は大きに不審ふしん此樣子このやうすでは大勢おほぜいの暮しと見えたれども此程の大家に男は留守るすにもせよ女の五人や三人はをるべきに夫と見えぬは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)