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炊立
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たきたて
ふりがな文庫
“
炊立
(
たきたて
)” の例文
林「其の時使った
糠
(
のか
)
を
貯
(
と
)
って置きたいと思って
糠袋
(
のかぶくろ
)
をあけて、ちゃんと
天日
(
てんぴ
)
にかけて、乾かして
紙袋
(
かんぶくろ
)
に入れて貯っておいて、
炊立
(
たきたて
)
の飯の上へかけて
喰
(
く
)
うだ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
隣家のおばさんは
炊立
(
たきたて
)
の飯に香の物を添えて裏口から運んで来てくれた。三吉夫婦は、子供等と一緒に
汚
(
よご
)
れた畳の上に坐って、この長く住慣れた家で朝飯を済ました。そのうちに日が
映
(
あた
)
って来た。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
勘「はい/\
有難
(
ありがて
)
え/\、それを聞けば
直
(
すぐ
)
に死んでも
宜
(
い
)
い、ヤア、有難えねえ、サア死にましょうか、唯
死度
(
しにた
)
くもねえが、
松魚
(
かつお
)
の刺身で
暖
(
あった
)
けえ
炊立
(
たきたて
)
の
飯
(
まんま
)
を
喫
(
た
)
べてえ」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
炊
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“炊”で始まる語句
炊
炊事
炊煙
炊烟
炊事場
炊事夫
炊出
炊爨
炊込
炊事婦