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炊出
ふりがな文庫
“炊出”の読み方と例文
読み方
割合
たきだ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たきだ
(逆引き)
渋谷渋谷寺の五ヶ寺に於て
炊出
(
たきだ
)
しを命ぜられ普く貧民に之を与へ、其うち神田佐久間町の広場に小屋を設けられて至極の貧人を救助せしかば、是にて府下の騒擾も
稍
(
やや
)
鎮静に及びたり
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
いつも佃煮を売りにゆく
顧客
(
とくい
)
さきで、握り飯を五つ盗んだからだ、鉄砲洲の質屋が近火に遭って、手伝いに来た出入りの者たちに
炊出
(
たきだ
)
しをした、
酒肴
(
さけさかな
)
、握り飯や
煮〆
(
にしめ
)
がずらっと並んでた
暴風雨の中
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
尊氏は宮司のあいさつをうけたのち、さっそく兵たちに食わせる
炊出
(
たきだ
)
しの手当を依頼したので、ここまで共に落ちてきた人員を
点呼
(
てんこ
)
させてみると将士あわせてわずか二百余人にすぎなかった。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
炊出(たきだ)の例文をもっと
(3作品)
見る
炊
常用漢字
中学
部首:⽕
8画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“炊”で始まる語句
炊
炊事
炊煙
炊烟
炊事場
炊事夫
炊立
炊爨
炊込
炊事婦
“炊出”のふりがなが多い著者
中里介山
吉川英治
山本周五郎