“たいとく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
体得50.0%
大徳16.7%
躰得16.7%
體得16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも、それがそろばんをはじいている間に体得たいとくした人生哲学のたまものだというのですから、非常に面白いのです。
青年の思索のために (新字新仮名) / 下村湖人(著)
〔譯〕智仁勇は、人皆大徳たいとくくはだて難しと謂ふ。然れども凡そ邑宰いふさいたる者は、固と親民しんみんしよくたり。其の奸慝かんとくを察し、孤寡こくわあはれみ、強梗きやうかうくじくは、即ち是れ三徳の實事なり。
私の流儀は不退転ふたいてんの精神を躰得たいとくすることにある、生死にまどわず、大事に処してあやまたない金剛心こんごうしん、それを会得することが目的なのだ、口で云うのは易いが、私は稽古のなかから感知してもらいたかった
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
もし此心得このこゝろえ體得たいとくせられたならば、個人こじんとしては震災しんさいからしようずる危難きなんまぬかれ、社會上しやかいじよう一人ひとりとしては地震後ぢしんご火災かさい未然みぜん防止ぼうしし、從來じゆうらいわれ/\がなやんだ震災しんさい大部分だいぶぶんけられることゝおもふ。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)