躰得たいとく)” の例文
私の流儀は不退転ふたいてんの精神を躰得たいとくすることにある、生死にまどわず、大事に処してあやまたない金剛心こんごうしん、それを会得することが目的なのだ、口で云うのは易いが、私は稽古のなかから感知してもらいたかった
花も刀も (新字新仮名) / 山本周五郎(著)