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躰温
ふりがな文庫
“躰温”の読み方と例文
読み方
割合
たいおん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たいおん
(逆引き)
安宅は静かに立ちあがり、着物のうしろを払った、
躰温
(
たいおん
)
で溶けた雪と泥とで、そこはきみわるく濡れていた。
滝口
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
隼人は自分の肌に、西沢の
躰温
(
たいおん
)
が残っているのを感じた。綱で吊られた隼人の
躯
(
からだ
)
に、西沢は両の手足でかじりつき、そうして身をちぢめながら躯全体でふるえていた。
ちくしょう谷
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
しがみついている、幼ない、小さな腕の力と、
躰温
(
たいおん
)
と、そして頬を濡らす涙とが、皮膚をとおして、身内に深くしみとおり、そのまま血の中に混りあうように感じられた。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
躰温(たいおん)の例文をもっと
(3作品)
見る
躰
部首:⾝
12画
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“躰”で始まる語句
躰
躰躯
躰力
躰臭
躰質
躰当
躰格
躰裁
躰面
躰屈