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躰臭
ふりがな文庫
“躰臭”の読み方と例文
読み方
割合
たいしゅう
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たいしゅう
(逆引き)
窓も
襖
(
ふすま
)
も閉めきったままで、病人の
躰臭
(
たいしゅう
)
がこもっているため、必要以上に香を
炷
(
た
)
いているらしく、座敷いっぱいがむせるほど匂っていた。
樅ノ木は残った:03 第三部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
すると、あま
酸
(
ず
)
っぱいような女の
躰臭
(
たいしゅう
)
と、
白粉
(
おしろい
)
の
匂
(
にお
)
いとが入り混った、なまあたたかい空気が彼を包み、彼は頭がくらくらするように思った。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
りつ子は牛の匂いが臭いと云った、藁のあまやかな香りよりも、そばへ来たりつ子の
躰臭
(
たいしゅう
)
のほうが、彼には強く感じられた。
おごそかな渇き
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
躰臭(たいしゅう)の例文をもっと
(6作品)
見る
躰
部首:⾝
12画
臭
常用漢字
中学
部首:⾃
9画
“躰”で始まる語句
躰
躰躯
躰力
躰質
躰当
躰温
躰格
躰裁
躰中
躰屈