“体得”の読み方と例文
旧字:體得
読み方割合
たいとく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんなことがあっても、生涯しょうがい刀はくまい、刀はしていても手をかけまい! 地蔵菩薩じぞうぼさつの愛の体得たいとくをけっしてわすれまい!
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかも、それがそろばんをはじいている間に体得たいとくした人生哲学のたまものだというのですから、非常に面白いのです。
青年の思索のために (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「そもそも伊賀流の秘訣というは阿吽あうんの呼吸これ一つじゃ」老人は静かに説き出した。「うんと閉じれば姿が消え、と口を開けば姿が見える。吽の間の長い者こそ流儀の極意の体得たいとく者じゃ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)