“それだけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
其丈57.1%
夫丈42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
格子こうしそとには公衆こうしゆう次第しだいむらがつてる。アンドレイ、エヒミチは、ミハイル、アウエリヤヌヰチの公務こうむ邪魔じやまるのをおそれて、はなし其丈それだけにして立上たちあがり、かれわかれて郵便局いうびんきよくた。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
彼の通り弱いものだから、其丈それだけ哀憐あはれみも増すのだらうと思ふね。家内はまた弟の進贔顧びいき。何ぞといふと、省吾の方を邪魔にして、無暗むやみに叱るやうなことを為る。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
たゞ夫丈それだけの事をかたために、急用として、わざ/\三千代を呼んだ所が、玩具おもちや詩歌しかに類してゐた。けれども、三千代は固より、斯う云ふ意味での俗を離れた急用を理解し得る女であつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
「残酷と云はれても仕方がありません。其代り僕は夫丈それだけばつけてゐます」
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)