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そよふ
ふりがな文庫
“そよふ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
微吹
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
微吹
(逆引き)
折しも
微吹
(
そよふ
)
く風のまにまに、
何処
(
いずく
)
より来るとも知らず、いとも
妙
(
たえ
)
なる
香
(
かおり
)
あり。怪しと思ひなほ
嗅
(
か
)
ぎ見れば、正にこれおのが好物、鼠の
天麩羅
(
てんぷら
)
の香なるに。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
其
(
そ
)
の
蘆
(
あし
)
がくれの
大手
(
おほて
)
を、
婦
(
をんな
)
は
分
(
わ
)
けて、
微吹
(
そよふ
)
く
朝風
(
あさかぜ
)
にも
揺
(
ゆ
)
らるゝ
風情
(
ふぜい
)
で、
男
(
をとこ
)
の
振
(
ふら
)
つくとゝもに
振
(
ふら
)
ついて
下
(
お
)
りて
来
(
き
)
た。……
若
(
も
)
しこれで
声
(
こゑ
)
がないと、
男女
(
ふたり
)
は
陽炎
(
かげらふ
)
が
顕
(
あら
)
はす、
其
(
そ
)
の
最初
(
さいしよ
)
の
姿
(
すがた
)
であらうも
知
(
し
)
れぬ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
春風
(
はるかぜ
)
は
微吹
(
そよふ
)
きぬ
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
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