“そうきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ソウキョウ
語句割合
双頬52.6%
躁狂36.8%
双蛺5.3%
相饗5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
裂帛れっぱくの美声を放って、さッと玉散るやいばを抜いて放つと、双頬そうきょうにほのぼのとした紅色を見せながら、颯爽さっそうとして四人の者の方ににじりよりました。
しかし不遠慮に言えば、百物語の催主が気違みた人物であったなら、どっちかと云えば、必ず躁狂そうきょうに近い間違方だろうとだけは思っていた。
百物語 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
帝これを嘉賞かしょうし、故翰林かんりん学士、ほうれんの遺子黛女たいじょを賜う。黛は即ちふんの姉にして互いに双生児ふたごたり。相並んで貴妃きひの侍女となる。時人じじんこれを呼んで花清宮裡かせいきゅうり双蛺そうきょうと称す。時に天宝十四年三月。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
相嘗は相饗そうきょうまたは共饌きょうせんも同じ意で、神と人と同時に一つの食物を摂取せっしゅせられることとしか考えられぬが、是がもし『玉勝間たまかつま』などの説くように、ただ御相伴ごしょうばんという意味であったならば
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)