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さうきやう
ふりがな文庫
“さうきやう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
躁狂
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
躁狂
(逆引き)
上木屋町
(
かみきやまち
)
のお茶屋で、酒を飲んでゐたら、そこにゐた芸者が一人、むやみにはしやぎ廻つた。それが自分には、どうも
躁狂
(
さうきやう
)
の
下地
(
したぢ
)
らしい気がした。
京都日記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
嗚呼、是れ皆熱の爲めに發せし
譫語
(
うはごと
)
のみ、苦痛の餘なる
躁狂
(
さうきやう
)
のみ。我に心の光明を授け給ひし神よ、我運命の柄を握り給ふ神よ。我は御身の我罪を問ひ給ふことの刻薄ならざるべきを知る。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
間
(
ま
)
もなく
躁狂
(
さうきやう
)
の芸者が帰つたので、座敷は急に静になつた。窓
硝子
(
ガラス
)
の外を
覗
(
のぞ
)
いて見ると、広告の電燈の光が、川の水に
映
(
うつ
)
つてゐる。空は曇つてゐるので、
東山
(
ひがしやま
)
もどこにあるのだか、判然しない。
京都日記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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