“せいてつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
清澈40.0%
清哲20.0%
清徹20.0%
静徹20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地に穴し瀦水ちょすいしてこれを蓄え、いまだ日をえざるにその地横についえ水勢洶々きょうきょうたり、民懼れ鉄を以てこれに投じはじめてむ、今周廻ひろばかりなるべし、水清澈せいてつにして涸れず〉とあれば
もっと甚しい例は甲州の北巨摩きたこま郡に水上・青木・折居おりい・樋口の四つの大字で水と青という字を合わせて清、折と口を合わせて哲、清哲せいてつ村とした。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
雲飛うんぴは石をうばはれて落膽らくたんし、其後はうち閉籠とぢこもつて外出しなかつたが、いしかはおち行衞ゆくへ不明ふめいになつたことをつたき、或朝あるあさはやく家を出で石のちたあととむらふべく橋上けうじやうたつて下を見ると、河水かすゐ清徹せいてつ
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
千浪のことばも耳に入らないらしく、大次郎は、物の怪のついたような静徹せいてつな声だった。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)