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すりし
ふりがな文庫
“すりし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
摺師
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
摺師
(逆引き)
坊主頭
(
ぼうずあたま
)
へ四つにたたんだ
手拭
(
てぬぐい
)
を
載
(
の
)
せて、
朝
(
あさ
)
の
陽差
(
ひざし
)
を
避
(
さ
)
けながら、
高々
(
たかだか
)
と
尻
(
しり
)
を
絡
(
から
)
げたいでたちの
相手
(
あいて
)
は、
同
(
おな
)
じ
春信
(
はるのぶ
)
の
摺師
(
すりし
)
をしている八五
郎
(
ろう
)
だった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
二階の往来に面したほうに、八帖二つをぶち抜いた部屋があり、古机が五つ、一方は記事を書く部屋、一方には絵描きや
摺師
(
すりし
)
や、版木彫りの職人たちがいた。
へちまの木
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
濡
(
ぬ
)
れた
手拭
(
てぬぐい
)
を、もう一
度
(
ど
)
丁寧
(
ていねい
)
に
絞
(
しぼ
)
った
春信
(
はるのぶ
)
は、
口
(
くち
)
のうちでこう
呟
(
つぶや
)
きながら、おもむろに
縁先
(
えんさき
)
の
方
(
ほう
)
へ
歩
(
あゆ
)
み
寄
(
よ
)
った。すると、その
額
(
ひたい
)
の
汗
(
あせ
)
を
拭
(
ふ
)
きながら
駆
(
か
)
け
込
(
こ
)
んで
来
(
き
)
たのは、
摺師
(
すりし
)
の八五
郎
(
ろう
)
であった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
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