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すすりなき
ふりがな文庫
“すすりなき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
歔欷
54.5%
啜泣
21.8%
欷歔
12.7%
涕泣
3.6%
歔泣
3.6%
嗚咽
1.8%
歔欹
1.8%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歔欷
(逆引き)
二人はかなり永い間沈黙を続けて居りましたが、閣下よ、最初に彼等の口から洩れた音と云うのが、何と、哀調綿々たる
歔欷
(
すすりなき
)
では有りませんか?
陳情書
(新字新仮名)
/
西尾正
(著)
すすりなき(歔欷)の例文をもっと
(30作品)
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啜泣
(逆引き)
噛つくように呶鳴っていた由子も、しまいには鼻声になって、こみ上げて来る
啜泣
(
すすりなき
)
を、
袂
(
たもと
)
で押えたまま、出て行ってしまった。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
すすりなき(啜泣)の例文をもっと
(12作品)
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欷歔
(逆引き)
鶴木検事の顔を正視してビクビクと
咽喉
(
のど
)
を引釣らせていたが、そのままドッカリと椅子に腰を
卸
(
おろ
)
すと、応接机の上に突伏してギクギクと
欷歔
(
すすりなき
)
し始めた。
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
すすりなき(欷歔)の例文をもっと
(7作品)
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▼ すべて表示
涕泣
(逆引き)
何の
怨
(
うら
)
みでこのようなムゴイ事をしたかと(
涕泣
(
すすりなき
)
)タッタ一言でよろしう御座いますからキットお尋ね下さいませ(涕泣)……一郎が正気でおりますうちにその人間の事を
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
すすりなき(涕泣)の例文をもっと
(2作品)
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歔泣
(逆引き)
やがて彼女は炉辺の方で寝る仕度をしたが、三吉の耳に
歔泣
(
すすりなき
)
の音が聞えた。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
すすりなき(歔泣)の例文をもっと
(2作品)
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嗚咽
(逆引き)
遣瀬ないように身を悶えて、お熊は
嗚咽
(
すすりなき
)
の顔をお菊の膝の上に押付けると、夜寒に近い此頃の夜にも奉公人の
寝衣
(
ねまき
)
はまだ薄いので、若い女房の熱い涙はその寝衣を透して若い下女の柔かい肉に滲んだ。
黄八丈の小袖
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
すすりなき(嗚咽)の例文をもっと
(1作品)
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歔欹
(逆引き)
祭りのどよみも静まり返ってさしもの賑わいも、今日の一段落を告げましたが、三河屋の家の中ばかりは、まだ
歔欹
(
すすりなき
)
の声が、どこからともなく響いて、人の心を滅入らせます。
銭形平次捕物控:079 十七の娘
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
すすりなき(歔欹)の例文をもっと
(1作品)
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