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なきじゃくり
ふりがな文庫
“なきじゃくり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
嗚咽
20.0%
歔欷
20.0%
歔泣
20.0%
泣吃逆
20.0%
泣逆吃
20.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嗚咽
(逆引き)
昼のままの黄八丈に、赤い帯が娘らしく、その
嗚咽
(
なきじゃくり
)
も限りなく憐れを誘います。
銭形平次捕物控:376 橋の上の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
なきじゃくり(嗚咽)の例文をもっと
(1作品)
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歔欷
(逆引き)
母親を
手古摺
(
てこず
)
らせて来たお滝は、最早涙も涸れた様子ですが、声の無い
歔欷
(
なきじゃくり
)
が、玉虫色に紅を含んだ、可愛らしい唇に
痙攣
(
けいれん
)
を残して、それがまだ
好色漢
(
すきもの
)
岩太郎の眼には
銭形平次捕物控:245 春宵
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
なきじゃくり(歔欷)の例文をもっと
(1作品)
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歔泣
(逆引き)
そのうちに、蚊帳の内に寝かしてあった子供が泣出した。三吉は子供の傍の方で妻の
歔泣
(
なきじゃくり
)
の音を聞くまでは安心しなかった。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
なきじゃくり(歔泣)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
泣吃逆
(逆引き)
真蒼
(
まっさお
)
になり、髪も乱れて、
泣吃逆
(
なきじゃくり
)
をしいしい
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
なきじゃくり(泣吃逆)の例文をもっと
(1作品)
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泣逆吃
(逆引き)
私はもう
掻毟
(
かきむし
)
られるような
悶心地
(
もだえごこち
)
になって聞いておりますと、やがて御声は
幽
(
かすか
)
になる。
泣逆吃
(
なきじゃくり
)
ばかりは時々聞える。時計は十時を打ちました。
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
なきじゃくり(泣逆吃)の例文をもっと
(1作品)
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