“じふめん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
渋面50.0%
澁面50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
可(か)なり謹厳な東洋の家庭に育つて青白い生真面目(きまじめ)と寂しい渋面(じふめん)との外に桃色の「笑(わらひ)」のある世界を知らなかつた僕が
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
全体(ぜんたい)誰(だれ)に頼まれた訳でもなく、誰(たれ)誉(ほ)めてくれる訳でもなく、何を苦しんで斯様(こん)な事をするのか、と内々(ない/\)愚痴(ぐち)をこぼしつゝ、必要に迫られては渋面(じふめん)作(つく)つて朝々(あさ/\)通(かよ)ふ。
水汲み (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
戀人(こひゞと)に逢(あ)ふ嬉(うれ)しさは、寺子共(てらこども)が書物(しょもつ)に離(はな)るゝ心持(こゝろもち)と同(おな)じぢゃが、別(わか)るゝ時(とき)の切(せつ)なさは、澁面(じふめん)つくる寺屋通(てらやがよ)ひぢゃ。
新鮮さを澁面(じふめん)に化してゐた——其處では山は孤獨の寂しい願と沈默に入る最後の隱家(かくれが)を護(まも)つてゐた。