“しゆさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
酒盞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
青銅の酒盞しゆさんに明滅する青い光は、室内を朦朧とさした。深秘な光にみたして、唯暗い中に家具や軒蛇腹のきぢやばらの突出した部分を、其処此処に時々明く浮き出さしてゐる。
クラリモンド (新字旧仮名) / テオフィル・ゴーチェ(著)
宗室そうしつくわいして、長夜ちやうやえんるにあたりては、金瓶きんべい銀榼ぎんかふ百餘ひやくよつらね、瑪瑙めなう酒盞しゆさん水晶すゐしやうはち瑠璃るりわん琥珀こはくさら、いづれもこうなる中國ちうごくいまかつてこれあらず、みな西域せいゐきよりもたらところ
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)