“しゅさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酒盞33.3%
酒餐33.3%
朱讃16.7%
主傘16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
張飛は例によっていつまでも酒をのんでいるし、自分も、杯をもって相手になっていたが、玄徳は室を去ったとみえて、彼の空席の卓には、皿や酒盞しゅさんしか残っていない。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こうして、何番勝負かののち、酒餐しゅさんをたまい、伎女ぎじょ楽人がくじんの舞があって、一せいに、唱歌しおうて、秋ならば、菊、桔梗ききょうなどの一枝ひとえ一枝ひとえ家土産いえづとに、終日ひねもすかんをつくして終わるのであった。
かくとは知らぬ魏軍は、大将曹遵そうじゅん朱讃しゅさんなどの二万余騎を、ひそかに祁山の後方へ迂回させておいて、蜀軍の動静をうかがっていた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先鋒の宣武将軍曹遵そうじゅんは曹真の弟にあたる。その副先鋒の将は盪寇とうこう将軍朱讃しゅさんであった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
落下傘は、主傘しゅさんを開いていない。小さい副傘を、ぽつんぽつんと、開きながら、まだ相当のスピードで落ちてくるのが分った。
地球要塞 (新字新仮名) / 海野十三(著)