酒盞しゅさん)” の例文
初めの演舌は、至極、主人側としてのお座なりなものであったから、人々はみな一斉に酒盞しゅさんをあげて
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
張飛は例によっていつまでも酒をのんでいるし、自分も、杯をもって相手になっていたが、玄徳は室を去ったとみえて、彼の空席の卓には、皿や酒盞しゅさんしか残っていない。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
徐氏は化粧して酒盞しゅさんを清めていた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)